「Apple Vision Pro返品した」との報告がいたるところで急増しています。
Xでもこのような投稿が続いているようです。
信じられませんが、Vision Pro を返品しました。着け心地も悪くて目にも負担がかかります。
https://x.com/ParkerOrtolani/status/1757149437502128176?s=20
返品理由は頭痛やVR酔い・生産性の低さなど…様々な理由があるようです。
さようなら、Vision Pro. 空間コンピューティングの時代はまだ到来してないね。
https://x.com/samhenrigold/status/1757390602092597616?s=20
でもなぜみんな示し合わせたかのように返品しだしたのでしょうか?
この記事ではApple Vision Proが返品されている理由や、みんな返品時期が被っている理由にフォーカスして調査してみました。
主な返品要因
Xやニュースでの返品理由をザックリまとめると以下のような理由があるようです。
- 価格の高さ
- 頭痛になる
- VR酔い
- 生産性が低い
- 最初からそのつもりだった
- ドライアイ
返品する理由として理解できそうなものから、想像がつかないものまで様々あります!
ではそれらの理由を詳しく見ていきましょう。
Apple Vision Pro とは?
Apple Vision Pro とは iPhone や Mac で有名なAppleが開発した革新的な空間コンピュータです。
商品紹介を見る限りはいわゆるVRゴーグルの仲間ですが、ほかのゴーグルたちと大きく違うのはOS含む端末自体が一体となっている所。
性能的な詳細は以下の通り。
- 商品名:Apple Vision Pro
- プレスリリース:2023 年6月5日
- 発売日:2024年2月2日
- 販売元:Apple
- 価格:3499ドル/約52万円(2024年2月時点)
- OS:VisionOS
ザックリとですがこのようなところ。
やはり価格の約52万円というところが目を引きます!
機能や話題性を考えると妥当なのかもしれませんが、一般人からするとやはり高すぎるというイメージが拭えません。
頭痛やVR酔いが多発
上がっていた不満の声はどのような物があったのかというと「頭痛」「顔の痛み」「目の充血」「ドライアイ」に加え「VR酔い」といったものでした。
ヘッドセットという性質上、アイマスクのように顔に装着しなくてはなりません。
しかし、600~650gあるヘッドセットを長時間付けているとその重みから頭痛を引き起こす人が多発しているようです。
650gというと「週刊少年ジャンプ」1冊程度の重みがあるようです。
Apple Vision Proはバッテリーを内蔵しておらず、外付けすることである程度の軽量化を図っているようですが、顔面にジャンプを張り付けた状態(絵面がやばい笑)で長時間作業しているようなものなので、結構じわじわと効いてくるかもしれませんね…
重さもそうですが、そもそもVRゴーグルの特性上ディスプレイが常に目前にある状態になるため、疲れやすくなってしまうというデメリットはApple vision pro特有のものでなく、どのゴーグルも同じ条件なので、特別今回「ドライアイになる」「目が疲れやすい」理由として出てきたわけではなさそうです。
「VR酔い」に関してもPlayStation VRが発売されて爆発的にVRゴーグルを、長時間使用する人が増えた時から言われていた内容です。
更にこの問題に関しては個人差があるので、実際に使い始めてから気が付くパターンも多くあると思います。
生産性の低さ
前項では使用者の身体に発生する問題が主な不満でした。
ほかにも「生産性が低い」との意見がありました。
実際に経験しないとそこまでわからないような内容なのかもしれませんが、動画編集やゲームに使用しているコリン・マイケルさんが言うには
- サッと調べ物をしたい時に前準備に手間がかかる
- Mac bookと繋げた際に画面を一つしかキャプチャできない
- PC画面をキャプチャした画面は画質の粗さが目立つ
といった不満です。
この不満の内容に関して、Vision Proの一般的な使用方法ではエンタメ要素より生産性向上を目的に作られたツールであるにもかかわらず、このようなコーディング作業に対する不満の多さは、編集作業を主とする方たちが今までのやり慣れた作業からわざわざデバイスを変えるほどでないことを物語っていると思います。
なぜこの時期に返品が多発しているのか?
このような不満の声が多く上がっているのはわかるのですが、なぜこの発売から2週間たった辺りで皆がこぞって返品を求めてきたのでしょうか?
その理由はこちらを見てもらえるとわかると思います→Apple返品・返金のポリシー
購入から14日以内であれば返品が可能な事が、皆が足並みそろえて返品した時間的な理由になります。
もちろん不満があったために返品をした方もいる一方で、50万以上するデバイスを使ってみたい一心で、返品することを前提に購入した方も大勢いると思います。
大きい買い物をした時ってレシートとか保証書を綺麗に取ってあるものですよね。
このような時に大事になるので、しっかり保管しておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
最初この話を聞いたときは、初期不良などがあったためにリコールが発生していたのかと思ってしまいましたが、意外にも装着感から来る不快感や返品時期の期限といったしっかり納得できるような理由が、積み重なって起きたという結果だったように思います。
それとは別に、アダルトコンテンツが見れなったことにがっかりする人も結構いるそうです!笑
今回は大量返品の結果でしたが、返品理由を除いて皆が口を揃えていたのは「未来を感じた!」といった意見や、「次世代機が出たら必ず買う!」といった声が非常に大きかったです。
確かに値段や装着感さえどうにかなれば、ロマンが溢れるデバイスとして今後普及がどんどん進んでいくように感じます。
未来はすぐソコまで来ていますね!
ここまで読んでいただきありがとうございます!
また次の記事で会いましょう!
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